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コラム第５号（2004/6/22UP）
　「インターネット検索エンジン“Ｇｏｏｇｌｅ（グーグル）”あの手この手−その２−」

　　　このコラムの第１号でご紹介しました
　　　「インターネット検索エンジン“Ｇｏｏｇｌｅ（グーグル）”あの手この手」の 「その２」 として、
　　　ブール演算（論理演算）を使った検索方法をご案内したいと思います。

　　　ブール演算というのは、入力キーワードに対し「ＡＮＤ」　「OR」　「NOT」を使用して
　　　検索結果を「絞り込む」　「広げる」　「除く」　ことができる検索方式です。

●ＡＮＤ演算　〜検索結果を絞り込む〜

　　　方法：キーワードを空白（スペース）で区切って入力　←　空白（スペース）は全角・半角とも可
　　　入力例：　ＦＡＸ　電話

　　　この方法は、ご存知のかたも多いと思います。
　　　この入力例は「ＦＡＸ」と「電話」の両方のキーワード（文字列）を持っているウェブページをヒットさせたい例です。
　　　「ＦＡＸ」のみ、「電話」のみのウェブページはヒットしません。

　　　図で表すと次のとおりです。



●ＯＲ演算　〜検索結果を広げる〜

　　　方法：「　OR　」　←　半角スペース　半角ＯＲ　半角スペース
　　　　　　「　 | 　」　 ←　半角縦棒　も使えます
　　　入力例： 浴衣　OR　ゆかた
　　　　　　　　 浴衣　|　ゆかた

　　　この入力例は、浴衣についてモレなく検索したい場合
　　　「浴衣」と「ゆかた」のどちらのキーワード（文字列）を持っていてもヒットさせたい例です。
　　　ちなみにＧｏｏｇｌｅでは、漢字・カタカナ・ひらがな　は、すべて区別して検索します。
　　　「浴衣」とのみ入力した場合、「ゆかた」の文字列は検索されません。

　　　図で表すと次のとおりです。



●ＮＯＴ演算　〜検索結果から除く〜

　　　方法：「　-」　←　半角スペース　半角マイナス
　　　入力例： キーボード　-楽器

　　　この入力例はパソコンの「キーボード」について検索したい場合、
　　　単に「キーボード」と入力すると、電子楽器のキーボードもヒットしてしまいますので、
　　　「 -楽器」でＮＯＴ演算を行うことにより不要なページ（ノイズ）を除く例です

　　　図で表すと次のとおりです。



●演算の優先順位　〜（　）を使う〜

　　　方法：「( )」　←　半角カッコ
　　　入力例： (水着　競泳) OR (ゴーグル　水泳)

　　　Ｇｏｏｇｌｅでは何も指定しなければ、自動的にＯＲ演算が優先されます。
　　　この例の場合、「競泳用の水着」と「水泳用のゴーグル」を検索したい場合、
　　　まず「水着」は「競泳用」のもののみに絞り（AND演算）、「ゴーグル」も「水泳用」のもののみに絞り（AND演算）、
　　　その次に、両方を足して（OR演算）する例です。
　　　もしここでカッコ（　）により優先をつけなかった場合は、先に「競泳」と「ゴーグル」がOR演算された後
　　　「水着」がAND演算され、さらに「水泳」がAND演算されるカタチになります。
　　　これでは自分の検索したい目的とは違ったページがヒットしてしまうことになります。


以上がGoogleでのブール演算の使いかたの基本です。


なおＧｏｏｇｌｅ検索では、意外に気が付かないのが「キーワードの入力順序が大事」という点です。
一般の「文字列検索」では、そのキーワード（文字列）がテキスト中のどこにあろうと、無関係にヒットするものが多いのですが
Ｇｏｏｇｌｅでは検索の「前に置かれたキーワードほど重要」と判断されます。
いくつかのキーワードを入力して検索するとき、試しにその入力順序を変えるとヒット件数やヒット順序が変わります。
キーワードの入力順には、どうぞご注意を！

また、インターネットの検索エンジンはＹａｈｏｏ！をご利用のかたも多いと思います。
Ｙａｈｏｏ！での検索でも今回ご紹介したようなブール演算が「検索オプション」の「検索式を入力」で利用可能です。
お試しください　（ただし演算記号がＧｏｏｇｌｅとは違います）。


今回はいかがでしたか。
Ｇｏｏｇｌｅの場合、検索オプション画面などでもブール演算や検索式入力への案内が表示されないので
ブール演算や検索式入力ができないと思ってしまいがちですがちゃんとできます、というご案内です。
是非、使いこなしてください。

　　　　
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